身体について思うこと

治療について
皮膚は考える 岩波科学ライブラリー 傳田光洋

新しいHP用コンテンツで、何か参考になるものはないかなと、古いブログを読み返していたら、大昔の、でも変わらぬ本質を記した投稿をみつけました。
まっすぐでちょっと恥ずかしい気もしますが、私の原点を今一度シェアすることにしました。

『昨日、久々にアロマトリートメントを受けました。

ディープ・リラックスデーのアロマの技術研修会で
贅沢にも60分×2回のモデル。

ひたすら心地よい時間を堪能し、
その感覚は、ゆらゆらと今も続いています。

鍼灸学校に入ったころに、ある本に出会いました。

傳田光洋著 『皮膚は考える』 岩波科学ライブラリー

皮膚は環境と身体のインターフェイスで、
表皮からの信号が、免疫系や中枢神経系などとも密接な関係を持っている。
そして、心の問題とも大きな関連性がある…。

というようなことを、研究者としての視点から検証していきます。

この本を読んだ時に、なるほどと思うことがたくさんありました。
文中にもありますが、
脳と皮膚は、同じ外胚葉由来。

生命のコントロールタワーである脳と、身体を包む物が、同じ由来?
今までの学びの中で、あまりに意外すぎて逆にとても印象に残ってることでしたが、
この書籍の中では、そこの意味が深く伝わってきました。

そして、私自身が、身体を入口にすることで心に届くと体感してやってきたことの理由が
明らかにされた思いで嬉しく思いました。

さらに、気づけば、まさに皮膚を入口するという鍼灸治療を選んでいます。

『手あて』の語源になるほどと思ったり、
スキンシップの大切さをしみじみ感じたり…

人はだれでも、肌を通していろんなことろに作用しているということを
本能的に知っているのかもしれません。

久々のアロマは、

ここ数年、すこし置き去り気味にしていた私自身の身体の感覚を取り戻すきっかけとして
身体をノックしてくれた感じです。

もしもし、ここだいじょうぶですか?
無意識で閉じていませんか?
そんなカンジ。

終わった後は、おしゃべりや飲みは無しで、
まっすぐ帰って、静かに自分の時間を過ごしました。

あぁ、この静かな感覚も、久しぶりだなぁと感じました(笑)

ノックされて、
気づいて、
そして変わっていくことにGoサインを出すのは、私自身です。

そんなことを共有できる治療室にしたいなと、
しみじみ思った夏の一日でした』

タイトルとURLをコピーしました