治療室くるみにいらっしゃる患者さんの傾向をまとめてみました。
年代・症状
10代から80代の女性で、特に40代から70代の方に多くお越しいただいています。
症状としては、頭痛、めまい、肩こり、肩の痛み、首こり、背中の凝り、ぎっくり腰、慢性腰痛、股関節痛、坐骨神経痛、膝痛、ばね指、捻挫、寝違えなどの筋骨格系の問題と思われるものですが、他にも、生理痛、更年期障害など婦人科系、胃腸の調子に関すること、睡眠に関すること、手術後のリハビリに関すること、健康診断で異常はないが調子がいまひとつなど、多岐にわたります。
基礎疾患の有無
受診していらっしゃる患者さんで、高血圧、糖尿病、高コレステロールなど、すでに生活習慣病の疾患をお持ちで、すでに薬を服用していらっしゃる方、もしくは経過観察の方、他の基礎疾患をお持ちの方、筋骨格系の問題をお持ちの患者さんで、脊柱管狭窄症、変形性股関節症、変形性膝関節症、重度のばね指などと診断されている患者さんを含めると、7割の方が、健康上何らかの問題を抱えている方です。
通院頻度
どのくらいの頻度でお越しいただいているかは、患者さんによって違いますが、最も多いのが、痛みのある時は、週に1、月に2、3回の割で、その後はいつの間にか途絶えて、また痛みが出た時にいらっしゃる方。
慢性的な疾患をお持ちで、少しでも進行を遅らせたいのでという考えで、月に1、2回メンテナンスを兼ねていらっしゃる方、自覚症状があってもなくても月に1回は受けるようにしたいと、もう何年も月1で通ってくださってる方、積極的に治したいし、日常の身体の使い方も気をつけたいと、治療と並行してセルフ・トリートメントにも参加してくださってる方もいらっしゃいます。
残念なことに、一回きりでいらっしゃらない方も、もちろんいらっしゃいます。
基本的には、初診から1週間から10日後に二度目の診察を受けていただき、変化をみながら患者さんとその後の治療計画を立てていきます。
治療形態
治療室くるみでは、訪問治療も承っておりますが、8割の患者さんが通いでいらしており、訪問治療は2割です。
また今のところ全ての治療を自由診療で行っています。
腰痛症、頚腕症候群、リウマチ、神経痛などいくつかの疾患は、主治医の同意書があれば保険の適応となりますのでご相談ください。
治療者からみた患者さんの傾向
一般的には、筋骨格系の問題だと思っていることでも、他の原因が隠れていることがあります。
たとえば、胃や肝臓の動きが悪くなることで起こる背中の痛み、腰痛。
婦人科系からくる腰痛、腎臓の問題からくる腰痛。
噛み締めが原因の顎関節症、肩こり、首こり。
硬膜のねじれからくる頭痛、腰痛
など。
以上の可能性を踏まえて、治療法を選択していきますが、
筋骨格系のみの治療で変化する方は、3割、
筋骨格系以外の治療法も選択した方が良い方は、5割
筋骨格系のみの治療では変化の出ない方は、2割となります。
特に基礎疾患をお持ちの方は、筋骨格系のみの治療では効果が出にくい傾向にあります。
さらに詳しい治療内容をご覧になりたい方は、治療室くるみの通常の治療をご覧ください