多くの方が疑問に思われることをまとめてみました。
Q:鍼は痛くないですか?
A: 流派によって違いますが、治療室くるみでは、深く刺入して激しい響きを起こすような目的では使いません。
チクッと感じる程度、もしくは刺入にも気づかない程度です。
日本の鍼は、『鍼管法(しんかんほう)』という筒状の鍼の刺入補助道具を使うことによって、細くて刺激の少ない鍼のスタイルが確立しています。
接触鍼という刺入しない鍼の手法もあります。
Q: お灸は熱くないですか?
A: ピリッと感じる程度の熱さ、気持ちの良い熱さで、患者さんの感受性に合わせて調整します。
熱いのを我慢していただかなくても十分効きますので、遠慮なくおっしゃってください。
Q: 痕が残りませんか?
A: お灸は直接肌に据えていきますが、温熱緩和、もしくは途中で取り除くことをしますので、ヤケドはしません。
ただ黄色いヤニの痕が少し残ることがあります。
時間が経てば消えて痕は残りませんが、気になる方はおっしゃってください。
電気お灸や他の治療法で代用します。
鍼に関しては、内出血することがまれにあります。
患者さんの体質などに留意し、細心の注意を払いながら施術していきますが、まれに起こりうることをご了承ください。
血液は数日で吸収されますので、痕が傷になったりシミになったりすることはありません。
鍼灸以外の療法は、ソフトな刺激で道具は使いませんので、ほとんど痛くはなく痕も残りません。
Q: 生理の時は受けても大丈夫ですか?
A: 治療をお受けいただくこと自体は、問題ありません。
むしろ、辛い症状が出ている時に受けていただくことによって、変化を確認していただくことができますが、触れられることが不快に感じられたり、生理中であることが気になり落ち着いて受けられないようであれば、終わってから受けられる方が良いでしょう。
Q: 保険で受けられますか?
A: 腰痛症、頚腕症候群、リウマチ、神経痛などいくつかの疾患は、主治医の同意書があれば保険の適応となりますが、現段階で全てが自由診療となっています。保健治療ご希望の方はご相談ください。
医療控除はできますので、確定申告の時に、毎回お渡ししている領収書をご提出ください。
Q: 感染症が心配なのですが…
A: コロナ禍でも安心して受けていただけるよう、あらゆる対策を講じています。
完全予約制とし、患者さんの入れ替え時間に十分な換気、消毒ができるように配慮しています。
ウィルス除去機能付きの空気清浄機を導入し、ほぼ24時間稼働させています。
治療者は常にマスク着用、患者さんにも苦しくない範囲でマスク着用をお願いしています。
刺入する鍼はすべてディスポーザブル(使い捨て)、シーツ、枕カバー、施療着もすべてクリーニング済みのものを患者さんごとにおとりかえしています。
Q: どんな格好で受けるのですか?
A: どの部位の問題でも、お腹、背中は必ず診ていきます。
手首、足首、お腹、背中が楽に出せる格好であれば、上半身はキャミソールやTシャツ、下半身は緩めのスラックスで大丈夫です。
大判のタオルを使い、治療部位以外は露出しないようにして治療いたします。
治療着もご用意していますので、ご安心ください。
Q: 時間はどのくらいかかりますか?
A: 患者さんの症状や状態によってちがいます。
治療室くるみでは、時間で区切る治療はしておりませんが、初診の方は1時間半、再診の方は1時間を目安にご予定ください。
Q: どんな症状にききますか?
A: 病変自体を除去するのではなく、その方の治癒力、健康に戻ろうとする力に働きかけることで、症状を軽減させ、生活の質を向上させることを目的としています。
その観点からすると多くの症状にアプローチできますが、鍼灸も手技療法も、治療法がきくというよりも治療家の手腕によるところが大きいと思われます。
鍼灸に関しては、現在、WHO(世界保健機関)が、伝統医療として認定しています。
以下に、治療室くるみで臨床経験のある疾患、症候名を記載しますので参考になさってください。
- 運動器系
肩こり、首や肩の痛み、寝違え、頸肩腕症候群、肩関節周囲炎、関節リウマチ、ばね指、へバーデン結節、変形性膝関節症、変形性股関節症、打撲、捻挫、腰痛、ぎっくり腰、テニス肘、足底筋膜炎
- 神経系
統合失調症、うつ病、頭痛、片頭痛、緊張性頭痛、後頭神経痛、坐骨神経痛、脊柱管狭窄症、自律神経失調症、転換性障害、ジストニア、パーキンソン病
- 呼吸器系
気管支喘息、慢性副鼻腔炎、咽頭炎、喉頭炎、咳、風邪症候群 - 消化器系
下痢、便秘、胃炎、腹痛、胃下垂、食道裂孔ヘルニア、逆流性食道炎、呑気症 - 泌尿器系
頻尿、過活動膀胱、尿失禁、腎結石、腎動脈狭窄症 - 婦人科系
PMS(月経前症候群)、月経不順、子宮筋腫、更年期障害
- その他
良性発作性頭位変換性めまい、不眠症、機能性発声障害、高血圧、糖尿病、脂質異常症、不整脈、顎関節症
Q: 受けてはいけない病気、また受けてはいけない時はありますか?
A: ケガや大出血、大やけどなど外科的に急を要する時。
免疫能が低下し、感染の可能性が高い時。
出血性の疾患、急性伝染病、肺炎など高熱を発する疾患など。
悪性腫瘍への直接の刺激は、行いません。
鍼灸、その他の手技療法共に病変に直接働きかけることはしませんが、免疫力を向上させるなどの健康の底上げとして、悪性腫瘍は、痛みの緩和など生活の質を向上させるための手段として、ケガなどは手術後のリハビリや治りを促進する手段として有効です。
Q: うつ病などの精神疾患などにもききますか?
A: 治療室くるみでは、鍼灸、手技療法あわせての臨床実績があります。
Q: 受ける前や受けた後の食事で気をつけることはありますか?
A: お受けいただく前後は、なるべく30分ほどは時間をあけるようにしましょう。
空腹すぎても低血糖で気持ちが悪くなってしまいますので、直前の食事は、消化の良いものを軽めに。
消化には想像以上に多くのエネルギーを費やします。
治癒に働かせるエネルギーを、消化のために奪われることなく十分発揮させるためです。
Q: 受けたあとに気をつけることはありますか?
A: 治療室くるみの治療は、ソフトで侵襲性の少ないものですが、身体には通常とは違った刺激が入っています。
こんをつめたお仕事や刺激の強いこと(アルコール、刺激の強い食べ物、大音量の音、熱いお風呂など)を避け、治癒力がゆったり働くような時間を過ごしてください。
Q: どのくらい通えばよくなりますか?
A: 一般的に早めの対処は早く回復し、長く放っておいたものや慢性的なものは時間がかかります。
ぎっくり腰や首の痛みなど、お一人で車の運転や徒歩で来院できる程度の方は、一回の治療で翌日にはそれほど制限なしに動けるようになるようです。
痛みが激しく寝返りもできないという方は、週一で3、4回通っていただき徐々に快方に向かうようです。(一般的な例です。長引く方も意外と早く良くなる方もいらっしゃいます)
一つの目安として、症状が強い時、慢性的な症状で日常生活に支障があるときは、週に一回から。
症状が和らぐにつれ徐々に間隔をあけ、症状がなくても月に一回ご自分の身体とゆっくり向き合う時間を持つことをお勧めしています。
ほとんどの方は、痛みが軽減していくともう治療は大丈夫と思っていらっしゃるようですが、治療者側からみせていただくと、内臓や普段の身体の使い方や食も影響があると思われる方が多くいらっしゃいます。
ぜひ、少し継続してご自分の身体をケアする習慣を心がけてみてください。
Q: 風邪も治りますか?
A: ひきはじめの受診なら、身体が変化したい方向へ導くことで治癒への変化をスムーズに過ごさせることができます。
抑え込むことはしませんので、症状によっては発熱があったり、汗が出たりのプロセスを緩やかに過ごし、薬で抑え込んだ時に比べて、心身がリセットされたような爽快な回復に導きます。
Q: 骨折や捻挫にもききますか?
A: 構造的な変化(骨折、筋断裂、腱・靭帯断裂など)は、整形外科での適切な処置が必要です。
処置後や、重篤ではない捻挫に関しては、治療室くるみではいくつかの施療で回復を助けることができます。
直後には、刺絡(しらく)で、内出血の排出を促し、回復を早めます。
早い段階でアイシングからお灸にきりかえることで、痛みを軽減させながら治癒を促進させます。
リハビリの段階では、お灸、鍼、手技療法で損傷部位の代謝を促進し、お腹へのお灸(必須と考えます)で血行の大元へ働きかけ、血流、リンパの流れを促進することで回復を早めます。
Q: 『治療室くるみ』の名前の由来はなんですか?
A: 『くるみ』の由来は、包む(くるむ)
赤ちゃんのおくるみのように、柔らかなエネルギーで訪れてくださった方を包む空間でありたいと願い名づけました。
いらしてくださった方のエネルギーが優しく広がって、また誰か大切な人を包むエネルギーとなったら…そんな連鎖が起こることを願って、みなさまをお迎えしています。
胡桃はもちろん大好きな木の実で、私の守護樹です!